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スレイヤーズ二次創作サイトの管理人のブログです。
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2025/09/12 (Fri)
「こんにちわ~」
軽い挨拶と共に、診療所に踏み入れたのはセイだ。
待合室に居たのは、ゼルガディスと、掃除をしていたリナ。
そして、コードが、診察室から出て来た。
「不機嫌そうだな?」
「怒られちゃった」
軽い口調だが、セイの表情は眉根が寄っており、不機嫌そのもの。
3日間で、目にしなかった表情に、リナはパチクリとさせた。
「当たり前だ」
歩み寄ったコードの手が、セイの左肩に置かれ、
「あまり無理をするな」
「大丈夫。ちゃんと分かっているから」
その手の上に、自分の右手を乗せ、セイが微笑みを返した。
「そうだろうな。患者一番手が、そこに居るから、頼んだぞ」
ゼルガディスを空いている手で差し、コードは、居住空間へと向かった。
コードを見送り、セイの視線が、長椅子に座るゼルガディスに向けられ、番号札を持った手に、それが集中し、それは直ぐに外された。
「リナちゃん、そのまま掃除頼むね。緊急の患者が来たら、教えて」
リナの方に、視線をやり、頷いたのを確認し、2人は診察室へと入って行った。

診察室は、ベッドが1つに、その脇には、隣の治療室へと繋がる扉。窓際に机が1つ、そしてベッドと反対側の壁に、本と書類の棚に薬品棚、ベッドと棚の中間、机の前と、少し距離を置いた所に、丸椅子が2つ。
机側の椅子にセイが、残った椅子にゼルガディスが座り、向き合う。
「今更だけど、まず、名前は?」
「ゼルガディス・グレイワーズ」
ゼルガディスが、探していた噂の元は、セイだった。
今まで、その核心に触れる事が、出来なかったのは、恐らく見た目から、怪しい人物だと警戒されていたからであろう。
そして、コードに、噂の事を聞いたら、あっさりと、その噂の人物の正体を明かされ、つい再度確認してしまったのは、仕方ない事だ。
「で、僕にどんな用件が?」
「皮膚に詳しいと聞いた」
「悪いけど、君の身体は、専門外だけど?」
「だろうな」
背後の机を、トントンと指で叩きながら、淡々と言葉を投げ掛けるセイに、ゼルガディスは、冷静な声で続けて答えた。
そして、セイの眉が、困った様に下がる。
求められている事に気付き、無理だと暗に伝えたのだが、簡単に頷かれ、引く気がなさそうだ。と悟ったからだ。
「魔法を使わない医者て、コードさんに聞いたんだ?」
「ああ」
「合成獣だなんて、魔導知識の中でも、かなり専門性高い物でしょ」
「それでも、だ」
「正気の沙汰じゃないよ、君」
「承知している。ただ、魔導から離れた観点からの、意見を聞いて見たかっただけだ」
「良いね。面白い考え方は、嫌いじゃない。何より、医学的に興味深いしね」
肩を竦めたゼルガディスに、セイは満足そうに笑ってみせるのであった。

「ねぇ、これをくれた人て、セイの彼女?」
焼き菓子を口に運び、リナが首を傾げた。
コード達の食事が終わり、それと入れ替えで、休憩を取る事にしたのだ。
「まさか。そんな事言ったら、怒られるよ」
「違うの?毎日差し入れしてるから、てっきり……」
焼き菓子を、リナに渡した女性は、2日続けて昼過ぎに、差し入れを持ち、店に来ていたのだ。
それで、彼女だろう。と、リナは思っていたのだが、
「あれでも人妻だからね。ただのお友達」
苦笑を浮かべたセイが、肩を竦めると、小さく息を吐いた。
それを、一緒にお茶を飲んでいた、ゼルガディスが見留め、僅かに目を細める。
あの後、検査は後日となり、やる事がなくなったゼルガディス。
それに気付いたリナに、暇な間、魔法を教えて欲しいと頼まれ、未だに診療所に残っているのだ。
リナが、魔法を教えて貰っていたのは、待合室で、セイは、診察室に籠っていた。
それで、なのか、セイは、不意に話題を変える。
「それより、勉強会はどんな感じ?」
「これが面白いのよ。セイも、魔法覚えたら?」
「魔法は、あまり……だから、薬屋をしながら、コードさんの補佐て訳。魔法を使わない医者だ。なんてただの恰好付けてのは、内緒だからね?」
カオスワーズの奥深さに、ますます魔法に興味が沸いたリナ。
その誘いに、セイは、困った表情で言い、片目を瞑ってみせた。
「ゼルも聞いちゃったけど?」
「大丈夫。だって、人付き合い苦手そうだから。町の人には、言わないでしょ」
「なるほど」
心配して、首を傾げたリナに、セイがあっさりと頷くと、リナは、笑みを堪え頷いた。

夕暮れ時に、ガウリイが、リナを迎えに、診療所へと現れ、リナとゼルガディスは、そこを後にした。
「いつも、こうして、送り迎えしているのか?」
「まあな」
呆れた声と表情のゼルガディスに、ガウリイは苦笑を浮かべた。
その隣、リナも、呆れた表情を見せる。
「あたしは、要らない。て言ってるんだけどね」
「だから、あいつにも、過保護だ。と言われるんだ」
「いや、だってなあ……デーモンが何時現れるか、分からないだろ?1人に出来ないじゃないか」
呆れ顔に挟まれ、ガウリイは、不満そうな表情へと変えた。
自分を安全だ。と判断した経緯に、驚いたゼルガディスに、「だって、過保護じゃん、彼」と、セイは言ったのだ。
「一緒に畑仕事をさせれば、良いだろう?」
「か弱いあたしに、畑仕事なんて、無理に決まってるじゃない」
「頭の怪我だったからな。念のため、あまり無茶をさせたくないんだよ」
ゼルガディスの提案に、真っ先にリナが反論し、続いてガウリイが、理由を述べた。
以前と変わらぬ2人の姿に、ゼルガディスは、苦笑を浮かべた。
記憶喪失である事が嘘の様に、今のリナは、以前の彼女と、余り変わりが無い。
短い講義で、『治癒』を覚えた、魔法の素質。見た目が怪しい自分に、物怖じしない所。自身で「か弱い」と言ってのける、調子の良さ。
名前さえも覚えていなかった。という割りに、ここまで変化がないと、忘れた素振りでもしているのでは?と、勘繰りたい程に。
だが、話していれば、確かに記憶が無いのは明らか。
それに、そんな素振りをしても、リナに得はない。
「なら、わざわざ人に預けている理由は、どういう事だ?」
溜め息一つで、苦笑から呆れた顔に、ゼルガディスは戻した。
それに、
「まだ、不審がっているのか?主治医良い人だったろ?」
「ゼル、コードさんの事、怪しいて思ってるの?」
ガウリイは、呆れた表情を浮かべ、リナは、瞬きを繰り返す。
その2人に、ゼルガディスは、肩を竦めてみせる。
「怪しいてのは、なくなった。だが、預ける必要は無い。と思っただけだ」
「朝一番に診察して貰ってるからな。1人で帰らせる訳に、いかないだろ」
「別に預けなくとも、畑の横で、待たせておけば良いんだ」
「医者の傍の方が、何か変化があった時、すぐ気付いて貰えるだろ?」
ガウリイのその言葉に、ゼルガディスは長い溜め息を吐いた。
ガウリイの選択基準が、リナの為なのだ。と、気付いたからだ。
以前は、その選択を、リナに委ねていたガウリイ。
リナが、不必要な無茶を言わない限り、それに反対する事はなかった。
結局、ガウリイの思考は、リナ次第となる。
息を全て出しきり、ゼルガディスは、白い目を、ガウリイに向ける。
「相変わらず、保護者やってるのか、あんた」
「……この状況じゃ、仕方ないだろ」
答えるまでの、微妙な間。
表情は、何を考えているのか、口元だけが、僅かに笑みを作っている。
その反応に、ゼルガディスは悟った。
「本当に我慢強いな……」
「ん?……まあな」
「こんな可愛い女の子と、暮らしてるんだもの、我慢は必要よね」何時だったか、自身が言った”我慢強い”という言葉に、ガウリイは、思わず苦笑を浮かべ、リナは、納得顔で頷いた。
途端、男2人の目が、点になり、次いで、肩を震わせた。
「ちょっと、その反応、どういう事よ」
「自分で可愛いて言うか?」
「イイ性格しているもんだ。と思っただけだ」
腰に手を当て、憤慨を露にしたリナに、ガウリイは、呆れた表情で笑い、ゼルガディスは、ニヤリと人の悪い笑みを浮かべるのであった。

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2010/07/14 (Wed) 雑記 Trackback() Comment(0)
目が乾燥しまくりです。
小説のレイアウト修正をしまして、
とうとう全作品の訂正が終わりました。

作品ファイル自体、
あまり変更が少ない様に、
再構築したので、
変更箇所だけ、
コピペしただけです。

マイPCが無いので、
使える時に集中して使うので、
目を酷使してしまい、
終わった後、
動いていない物が、
揺れて見える位、
眼球疲労を起こしてしまいました……


眼球疲労には、
遠い所を見たり、
緑色を見たりするのが、
良いらしいので、
ちょっとお散歩しようかな。
と思ってます。

後は、各目次のページのレイアウトの見栄えですね。

理想は、やはりレイアウト元に、
限りなく近い形なんです。

ただ、その構成が難しい……
レイアウト元のままだと、
携帯から見れないので。

CSSとHTMLを必死に勉強中なので、
当面は今のレイアウトのまま……


小説のレイアウトは、
一応て感じで、
CSSファイルだけを修正すれば、
直せる範囲での訂正はするつもりです。


こうなるかな??
と思っていたのと、
若干形が違ったので(汗)

色味も少し変えたいし。
色味で、理想通りなのは、
灰色ベースのものだけ(笑)


配色て難しい。

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2010/07/07 (Wed) 雑記 Trackback() Comment(0)
INDEX等、
各コンテンツページのレイアウトを、
若干直しました。

多分、一見して分からない、
微妙な直し(笑)

なので、敢えて言ってみた。

何となく、見やすくなっていません???

変わらないだろ。
と、自分でも思わなくはないのですが。


若干見やすくなっている筈です。


まだまだ、レイアウトの勉強中ですので、
若干の手直しをする予定です。

その中には、
見た目には変わらない修正もあるかもです(苦笑)


HTMLチェッカーで、
まだ点数が低めなので、
その点数改善が、
一応の目標なのです。

レイアウト元とは、
かなりHTMLの形が変わってきています(汗)
リンクを外すべき???
だけど、
一応参考元という事で、
残しておきたいのですよね。

こちらのお陰で、
HTMLとCSSの使い分けが、
勉強出来たので。

それに、配色はそのまま使っているし。


あの美味しそうな?配色に、
一目惚れしたのですよ。

出会った時は、
丁度、栗の季節で、
季節にピッタリな配色に、
心奪われたのです。


小説の作品達のレイアウトにしろ、
後から後から、
色々直すなら、
もう少し勉強してから、
サイト開設しろ。
て話ですがね。

開設当初は、
あれが精一杯だったんです。

で、慣れてきたら、
レイアウトの雑さが気になって、
それを直したら、
携帯からの閲覧に問題が起こって……
と、紆余曲折してしまった訳で……

他のサイト様に行くと、
美麗なレイアウトに惚れ惚れするばかりですv
未だに、こんなHTMLあるんだ。
とか思う管理人は、
勉強不足なのかも?

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2010/07/06 (Tue) 雑記 Trackback() Comment(0)
昨日の記事で、
頂いた助言を、
実行してみた。


かなりキツイです。
あまり持続出来ないので、
相当腹筋が弱い様です………orz


おかしい。
だって移動に自転車使ってるんですよ。

良く行く所は、
坂の上で、
自転車で上がるのが、
かなり辛い所なのに。

それでも、
筋トレしだしてから、
自転車を降りずに、
上れているんです。

前は、降りていた所を
自転車で越えた時、
筋トレの成果が出ている!
と、感激していたのに……

やっぱり腹筋を鍛えられていなかった。
て事ですかね???


お腹を叩くと、
かなり良い音がするし。

どんだけ運動不足なのさ。
と自己嫌悪に陥りました……

腹が乗っかるジーパンは、
スキニータイプでして、
筋トレ前、太股の所が、
若干余裕があったんですが、
最近キツくなってきて、
太股の筋肉は、
順調に?育っている様で……
これ以上育つと、
ウェストがベストサイズになった頃には、
太股が引っ掛かる。
という悲しい事態に……(>_<)

筋肉が付きにくい体質なので、
いつ腹が引き締まるのか………

途中で挫折しそうな予感がヒシヒシとします(苦笑)

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2010/07/01 (Thu) 雑記 Trackback() Comment(0)
健全化中ですよ。

とりあえず、
一度は朝に起きれる様になりました。
眠りに就いたのが遅いと、
二度寝してしまうのですが。


それでも、
頑張って起きてます。

その為の道具として、
毛布を未だに使って?います。


さすがに、最近は、
暑くて掛けられないのですが(苦笑)
身体の下に引いたり、
抱き枕の様に抱きついたりしています。


朝方はたまに掛けたりする事も(*^^*)


なので、昼間は暑くて寝られず、
二度寝しても、
昼前には起きれる。
という仕組み。


そんな仕組みなしに、
普通に朝起きるのが、
社会人の常識だろうと、
思う訳ですが。


堕落を改善しよう。
としないよりかマシて事で(汗)


で、健全化ついでに、
腹を割ろうと、
腹筋を始めてみました。

体重が落ちる前の、
ジーパンをはいたら、
腹のたるみが乗っかったんですよ。

一応、苦しくないし、入るので、
ウェストサイズが変わった。
と思えず、たるんだ身体に愕然とした訳です。

で、腹筋をしているのですが。
何故か一番最初に苦しくなるのは、
首の筋……

腹筋の力が足らないので、
背筋を使ってるから、
痛くなるなら、
背中の筈なんですが………( ̄Д ̄;)

勿論、背中も痛くなりますよ。
肝心の腹筋は痛くないけど(:_;)

そして、筋肉痛が来ない???

既に、開始から一週間経とうとしているのに??
頑張りが足らないのでしょうね。
自分に甘い管理人の、
どうでも良い呟きでした。

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2010/06/30 (Wed) 雑記 Trackback() Comment(2)
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