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スレイヤーズ二次創作サイトの管理人のブログです。
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2017/09/21 (Thu)
「うへ?」
「あ゛ー!!!」
ガチャン!という威勢の良い音の後、男の間抜けな声と、女というよりまだ少女の域に入る人物の悲鳴が上がった。
「あ~あ、やっちゃいましたね。」
困った顔の中年男性は、間抜けな表情をしている男を見る。
が、元が良いからそれでも二枚目顔だ。
その二枚目男は、連れの少女に付いてやって来た魔導道具店で、何やら曰くがありそうな鏡を割ってしまったのである。故意では無く、物色している相棒に待たされ、待ち疲れて体を少しだけ動かした拍子に、肩当てが棚に当たり、落ちてしまったのだ。
剣士なので、残念ながらその価値は分からない。連れの魔導士が上げた悲鳴から、それなりの価値なのであろう。と予想され、ダラダラと汗を流した。
「銀貨10枚。」
にっこり営業スマイルで凄む店主。
「どんな魔法がかかってたか分かんない鏡なんて、銅貨10枚で十分じゃない?」
「はっはっは、ご冗談を。」
負けじと笑顔で言った魔導士の少女に、店主は笑顔を崩さない。
「んふふふ。」
「銀貨10枚です。」
「銅貨v」
「無理な相談です。」
笑顔でのやりとりに、剣士の男は冷や汗を流す。
こうなると、トコトン長引く。経験上、それが分かっているからだ。
「ふっ…良い戦いだったわ。」
店を出て、少女は額に浮かんだ汗を拭う。
店に入った頃は、まだ真昼であった空の色は、すっかり宵闇色に染まりつつあった。それ程二人の戦いは壮絶であったのだ。
いつもなら、文句の一つでも言いたい所だが、今回は自分に非がある為、剣士は長い溜め息を吐いた。
するりと、剣士の首に、相棒が背後から抱きついてきた。
体格差がある為、少女がぶらさがる形になる。
「リナ、苦しいぞ。」
体重の軽い相棒がぶらさがっても、さして堪えないが、剣士は一応文句を言う。
「余計な手間取らせんじゃないわよ!」
「ぐぇ?!!ぎぶ、ぎぶ!」
首に回された細い腕に、力が篭り、喉仏が圧縮される。
「今日はあんたの奢りよ!」
「うぇ~?!それはいくら何でも無いぞ!」
「な~に言ってるかな?あたしの働きに対する代償としては安いもんよ!」
ぱっ!と飛び下り、歩き出した小さな相棒を、剣士は苦笑して追い掛ける。
「まけて貰ったのは良いが、それ以上たかられたら意味無いよな。」
ぽそりと独り言を漏らしたが、首に残る柔らかい感触は、役得なのか判断に困るな。と困った顔で笑った。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆
えっと…お題でひらめいたので(笑)
『抱きついて、絞める…』
はい、すみません!
ちゃんとした物はまた今度(笑)

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